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第十回~表意文字と表音文字~

昴「人にある質問をされて。」 ツ「うん」 昴「日本語に興味があるんだけど、日本語の文字は英語とかとどう違うの?みたいなことを聞かれたのね」 ツ「うん」 昴「で、答えられなくて。」 ツ「うん」 昴「うーん?え?どう違う…?ってなっちゃって、でお父さんに質問したら、表意文字と表音文字という単語をまず教えてもらって。」 ツ「うん」 昴「で、とりあえず調べてみる!って自分でGoogleとかで検索したんだけど、全く理解できなくて(笑)」 ツ「そうなんだ、Google先生はあんまり優しくなかった?」 昴「いやーなんかね、まず、いろんな知らない単語が出てきたから、一個一個調べてたらもうなんか、まとまりなくなっちゃって。」 ツ「うん」 昴「で、わかんなかったから、ごめん自分で調べたけど分からなかったとお父さんに言って、教えてもらったのね。」 ツ「うん」 昴「で、じゃあ、そこで川という漢字を見たら、何を思う?って聞かれて。」 ツ「うん」 昴「riverって答えたんだけど」 ツ「うん」 昴「その一文字に意味があるよねって。しかも、なんかこうさ、視覚的なイメージもさ。さらさら流れる水の様子とか。そういうのもイメージ出来るし、それは同じ漢字を使う中国の人とかとも共有できるイメージだし。そういうものは表意文字になる。って説明されて。」 ツ「うん」 昴「じゃあ次に、アルファベットのRという文字を見て、なんて読む?って聞かれて。あーる。だけ。みたいになって(笑)そう、だから、アルファベットを知っている人は、Rという文字は読める。けど、そこに意味は何も無い。音でしか共有できない。」 ツ「うん」 昴「こういうものを、表音文字と言うんだって。」 ツ「うん」 昴「だから、日本語の漢字は表意文字だし、ひらがなやカタカナは表音文字。アルファベットも表音文字。だから日本語はそういうものが複合している言語だよねっていう話をされたんだけど。」 ツ「うん」 昴「外国人とかはさ、英語圏の人とかはさ、たぶんその英語に関してだったら表音文字しかないってなったら、表意文字というものが、まず自分の中に概念化されていないんじゃないかって思うから、そう考えたら、なんか、説明難しくね?って思っちゃった。」 ツ「じゃあ、無理やり英語圏の人に表音文字と表意文字を伝えるってなったら、どう伝える?」 昴「………」 ツ「無理やりでいいよ」 昴「ふふふふふ」 ツ「………」 昴「記号作っちゃうかもしんない」 ツ「あー。じゃあ昴が別に何も作ることなくこれが表意でね、これが表音みたいなものみたいに伝えるとしたら?」 昴「なんかでも今それで思ったんだけど」 ツ「うん」 昴「パソコンで星って変換したら星のマーク出てくるじゃん」 ツ「うん」 昴「そう考えたらあれも表意文字だよね」 ツ「パソコンにとってはね」 昴「でも、向こうの人でもそれは共有できるんじゃない?」 ツ「うん…」 昴「☆って見たら、向こうの人はstarだと分かるわけじゃん」 ツ「うん」 昴「で、starっていうそのスペルを書かなくても、伝わるわけじゃん」 ツ「うん」 昴「て考えたら、こういうものが日本にはたくさんあって、それと単語を混ぜて使っている文化の国なんだよって説明したら、伝わるんじゃないか!」 ツ「あーそれは全然伝わると思う」 昴「ねえ結構わたし説明上手くね?今の。」 ツ「うん…」 昴「(笑)」 ツ「そうだね、お父さんの知識を上手く利用していると思う」 ツ「擬音語って、海外の言葉では置き換えられない言葉が多いんだって」 昴「まあね、そりゃあ」 ツ「このあいだテレビでやってたんだけどね」 昴「うん」 ツ「うーんと、よろしくお願いします。とか」 昴「うんうんうん」 ツ「は、英語では表せないって言ってた」 昴「そうだね」 ツ「あと、微妙。」 昴「微妙ねー(笑)」 ツ「あとはー、なんとなく。」 昴「うーん。日本語の表現って、本当に絶妙な」 ツ「曖昧なんだよね」 昴「うん」 ツ「濁す文化だからね」 昴「そうだね」 ツ「うん」 昴「がんばれ!もなんか無いよね、直訳できそうな…日本で言う、がんばってね、みたいな。ファイトと違うじゃん」 ツ「ないねー」 昴「うん」 ツ「だからGood luckくらいだよね」 昴「うん、そういうときに、難しいなあ!って、思うから、だからこう言葉の表現の仕方で変わっちゃうよね」 ツ「うーん」 昴「それこそ音楽みたいだよね」 ツ「うん」 昴「あ、前話したかもしれないけど、前にNHKかなんかの、教育番組かなんかをテレビでやってて」 ツ「うん」 昴「私結構、音が欲しくてテレビを意味もなく垂れ流ししてること多いから、番組は見てなかったんだけど、なんか英語の番組やってて」 ツ「うん」 昴「で、なんか、子供向けの英語番組だったから」 ツ「うん」 昴「結構こう、表現が大袈裟というか、普通の英語よりも大袈裟」 ツ「うん」 昴「分かりやすい表現してて、で、間違いもちゃんとやってみるのね」 ツ「うん」 昴「日本人が間違えそうな表現を出してみて、いやそれは違うよっていう感じのやり方をずっとするような番組だったと思うんだけど」 ツ「うん」 昴「そのときに誰かが、主人公かな、A君が間違えた表現をして」 ツ「うん」 昴「で英語がペラペラなB君は、それは違うよって、英語で伝えるんだよ」 ツ「うん」 昴「そのとき最初に、No No No!ってこう、3回Noを言ったの」 ツ「うん」 昴「それが、すごいなんか、ジャズのエンディングによくある感じと似てるなーって思って。」 ツ「ふーん」 昴「よく3回繰り返して終わるのってやるじゃん」 ツ「ほう」 昴「でも、2回目って音小さくするじゃん」 ツ「ん、ん、ん(ラーメン食いながら相槌)」 昴「で一番最後に、また音を大きくして戻すじゃん」 ツ「うん」 昴「言葉も、なんでそういう風に、大きく、小さく、大きくってやったか。それって、強調したかったからだと思うんだよね。」 ツ「うん」 昴「Noという言葉を。」 ツ「うん」 昴「ただ平坦にノーノーノーって3回言ったところで、その、なんだ、注意喚起ができないというか」 ツ「うん」 昴「そのためにその、音量とか圧とかを変えるのを、英語圏の人は、もう日常的にやってるんだろうなって」 ツ「ん」 昴「日本語みたいに言葉がたくさん無いからこそ、それを身体とか、表情とか、言い方とかで表現するしかないからそういう風な言い方になったりするし、それも音楽にもたくさん出ているんだろうなって、寝ぼけ眼で思ったんだよね。」 ツ「うん」 昴「って思ったら結構面白いよね」 ツ「そうだね」 ツ「なんかでも、3って馴染みのある数なんだなって思うけどね」 昴「馴染みがあるというか、キリスト教で3は重大な数字だからね」 ツ「そうなの?日本人も3多いじゃん。三本締めとかさ、三度目の正直とか」 昴「あー確かにそうだね」 ツ「なんか3って、入ってきやすいのかなって思ってたズズズズズ(ラーメン)」 昴「うーん、確かに。なんか、クリスチャンで3が好きなのは別になんとも疑問に思わなかったけど、日本も確かに多いよね。」 ツ「うん」 昴「3と5と7とかね」 ツ「うん」 昴「だいたい3と7の組み合わせとか結構語呂が良い感じで好きだよね日本人。」 ツ「三三七拍子ね」 昴「そうそうそう」 ツ「うーん、たしかにね」 昴「5と7もね。俳句とかそうじゃん?」 ツ「うん」 ツ「素数が好きなんですかね」 昴「うーーーん(笑)」 ツ「まあなんかそのへんの話になるとまたあれだけど。なんだっけ。表音文字と表意文字だっけ。」 昴「うん」 ツ「うーん、じゃあ、熟語はどういう認識になるの?」 昴「熟語?」 ツ「うん」 昴「熟語は言葉だよね」 ツ「熟語は文字じゃないのかもう」 昴「文字はもう、記号みたいなもんってか、記号じゃん?」 ツ「一個一個の話か」 昴「そうそう、言葉でもない。単語でもないからさ。」 ツ「じゃあ単語になると話がまた変わっちゃうのか」 昴「そうだね。文字単体の話だから。」 ツ「うーん」 昴「だから、それこそね、この、"旬の味"」 ツ「うん」 昴「この3つの文字も、表意文字、表音文字、表意文字だよね」 ツ「うん。 ツ「うーーーーん。でも、さっき昴が言ってたみたいに、"か"というひらがなが、虫の蚊と想像できるのは、日本だけだよね多分」(録音前の会話の話) 昴「そうだね。でもあのひらがなの"か"をkaと読めるのも日本だけでしょ」 ツ「うん。じゃあやっぱり日本独自の物なのかなあ、表音文字と表意文字。なんか他の国で置き換えられたらいいのになあ」 昴「でも"か"と同じようにさ、たまたま同じになっちゃった何かとか、ありそうな気がするけど…あ、それこそさ、スラングとかさ」 ツ「うん」 昴「そういうの使ってるよね。あんまり私知らないんだけどね、そういう崩れた英語って。」 ツ「うん」 昴「でもなんか、読み方で、こう崩してるスラング多い印象がある。あんまちょっとぱっと思いつかないけど。でもなんかそういうのを見たような記憶がある。」 ツ「うん」 昴「あと、あのー、向こうのギャグ?親父ギャグ?」 ツ「うん」 昴「も、そういうの多い気がする。あの、読み方が似てて、単語は全然違う」 ツ「うん、うん。」 昴「だから、そう、私それのiPhoneのメッセージのスタンプが好きで。たまに使ってるんだけど」 ツ「うん」 昴「これ好きなんだよね。I cannot belive.じゃん。I carrot belive.になってるの。人参の絵なの。」 ツ「うんうん」 昴「可愛くない?」 ツ「それはあのrがnに見えるってことなの?」 昴「そういうのもあると思うし、うん、そういう読み間違えは結構さ、日本でもあるじゃん」 ツ「うんうん」 昴「それこそ、私生まれたときなんてさ、母親が丸文字だったから、すばるって書いたのに間違えておはるって読まれちゃったのも、結局これみたいなものじゃん」 ツ「うんうんうん」 昴「でもそれを利用した親父ギャグでしょこれって」 ツ「なるほどね」 昴「だからむこうにも、きっと、あるはある気がするけどね。崩れたものは特に。」 ツ「うん」 昴「うん」 昴「Thanksって書くときにさ、x使うじゃん」 ツ「あー、クスの部分ね」 昴「そうそう、ああいうのはさ、どういう流れでああいう風に崩れたんだろうね」 ツ「エックスのクスでしょ」 昴「でも、もともとはそういう風に聞こえるから、そう略すようにxを使うようになったわけでしょ」 ツ「うん」 昴「Thank youがThanksになったのがどういう流れなんだろうって思って」 ツ「ああ、そういうことね」 昴「もともとはThank youだよね」 ツ「うーん、どういうのがあれなんだろうね」 昴「それとも、あれかな、xを使わないThanksがもともとあるんだっけ」 ツ「ん?そうだよね、もともとはs」 昴「ああじゃああれは単に、Thank youじゃないThanksが、普通にもともとあったThanksを、崩してThanxにしただけか」 ツ「うんそうそうそう。ksの部分が。」 昴「そっかそっか。じゃあ違うな。なんだろ、もっと…なーんかな、もっと面白いものを見た気がするんだけどな」 ツ「Xmasとかね」 昴「エックスマス?」 ツ「クリスマスのこと言うでしょ」 昴「ああ、そうだね。確かに確かに。」 ツ「あっちは、音で、全部音で聞き取って、書き換えてる感じだよな。」 昴「うん」 ツ「え、向こうでやってるよね?Xmasって。こっちでしかやってない?日本人がそういうの好きでやってるわけじゃないよね」 昴「わ、私英語圏わかんないんだよな…」 ツ「クリスマスにあっちにいたことないからわかんない(笑)」 昴「ほんとだよね(笑)あっち行ってもすることねえからな(笑)」 ツ「あれはなんでXなのかは…」 昴「クリスマス?」 ツ「うん」 昴「クロスと掛けてるんじゃないの?」 ツ「やっぱそうだよね、クロスだよね」 昴「うん」 昴「なんでじゃあKissをXにするんだろう」 ツ「あーそれはもうわかんない…。xoxoでしょ」 昴「そうそう」 ツ「なんでoがhugなんですかって話だよね」 昴「うーん、そういうのも、どっから来てんのかってのが全然わかんないけど」 ツ「でもあれは流行り言葉だからなあ」 昴「でもそれでもさ、xxxってよく書いてたりするじゃん。」 ツ「うん」 昴「なんか、恋人とのメールの最後とか」 ツ「うん」 昴「それって結局さ、Kissを意味してるわけじゃん」 ツ「うん」 昴「そう考えたらあれも表意文字よね。x単体にしたら。3つ重ねずにx単体に見て、それでも意味があるわけでしょあれって結局」 ツ「うん」 昴「そしたらそれは、表意文字だよね。」 ツ「うん」 昴「でもそれは、正式なかしこまった言葉ではないから、結局スラング的になっちゃうのかな?」 ツ「うーん」 昴「だって日本では別に、どこでも、論文発表とかでも、かしこまったところでも、仕事でも使えるじゃん。(表意文字が)」 ツ「うん」 昴「でも、そんな、そういう崩したクリスマスをXmasにしたような、クリスマスの企画のさ、会社のなか、レポートみたいの出すときにしてもさ、そんな略した文字で出せないじゃん。プライベートだから出来るわけじゃん。」 ツ「うん…でも企業が、企業側がXmasとか書くくらいだからね今。」 昴「いやでもそれは広告とかでしょ」 ツ「そうそう」 昴「だって広告はだってそんな堅苦しかったらさ、なんか、買いたいなって意欲かき立てなきゃ意味ないものだから、そんなこと言ったらCMとかありえないの多いじゃん」 ツ「うん」 昴「だからそこは、表に、人に、いいなって思ってもらえるものをやるから流行りものをやるわけで、崩れてて当たり前のものだと思うし。でも、崩れて当たり前じゃない、ちゃんとした言葉で、そういう表意文字が、アルファベットの国とかであるのかな…っていうのを見つけたらちょっと楽しい」 ツ「うーん。」 ツ「までもその、聞いてきた人に、英語圏でも実は表意文字はあるよってそういう風に紹介してあげることはすごい良いことだと思うけどね。すげえ分かりやすいけどね、さっきのxoxoは。」 昴「あー」 ツ「うん、使うでしょ?って。使わないよーって言われたら終わりだけど(笑)」 昴「ははは(笑)」 ツ「(笑)」 昴「ふふ、確かに(笑)」 ツ「もともと若者言葉だからねあれって。」 昴「なんでも崩した言葉はそうだよね。」 ツ「うん。今こっちでいう卍みたいな。」 昴「卍はなんで流行ったの?」 ツ「知らない(笑)」 昴「ねえ卍ってあれ漢字なの?わかんないんだよね。」 ツ「卍は…記号だね。」 昴「地図記号?」 ツ「うん」 昴「そっか」 ツ「寺でしょ」 昴「うん」 ツ「あれ?寺…」 昴「寺」 ツ「神社がこれ?(ジェスチャー)」 昴「そうそう」 ツ「ああよかった」 昴「むふふふふ。地図記号か。なんか、ずっとわかんなかった。変換で出るんだもん!って思ってさ(笑)」 ツ「うん(笑)」 昴「だってそれこそ凸凹なんてさ。あれは漢字じゃん?」 ツ「でこぼこ…はいはいはい」 昴「うん。あれと似たようなもんじゃん」 ツ「そうだねー」 昴「なのに、こっちは漢字でこっちは漢字じゃないみたいなのが意味わかんなくて」 ツ「凸凹は」 昴「書き順あるしね」 ツ「小学生の時から思ってたんだけど、あれはもう、こじつけ。」 昴「(笑)」 ツ「もうさ、イメージでしかない漢字ってあるじゃん。例えば峠とか。山の上と下で峠って、うめえなあって思うけど、それはもう本当に視覚的なイメージで作られた漢字じゃん。」 昴「えでも、文字って全部そうじゃん?」 ツ「え?そうじゃないのもあるでしょ!」 昴「いやなんでもそうだよね」 ツ「例えば?」 昴「木もそうだし」 ツ「うん、それは、木はそうだね。」 昴「田もそうだし」 ツ「見たまんまのイメージじゃない漢字もあるでしょ」 昴「生まれはでも、だいたい見た目でしょ?で、そっから派生して、組み合わさって、んで複雑になってったものばっかりじゃない?」 ツ「んー、まあじゃあその、派生するしないはいいとして、今、凸凹っていう漢字を見たら、凸してて…あれ、こっちでいいんだよね」 昴「うん、出っ張ってる方ね」 ツ「合ってるよね」 昴「うん」 ツ「で、凹がこっちでしょ」 昴「うん」 ツ「だから、ああ、凸凹だなあって、見てわかる漢字のことを私は言っている。漢字を見て、イメージ出来るもの。」 昴「でもたまたまシンプルだったから今も残ってたってだけであって…だって木も田も、今でもイメージつくじゃん」 ツ「うん。じゃあ、例えば…極端な例よ。鬱という漢字とか。」 昴「うん」 ツ「漢字を知らない人があれを見て、わかんないじゃん。どういう状態か。」 昴「うん」 ツ「えーと、豪遊の豪とか。」 昴「うん」 ツ「あれを見て、うちらは豪という漢字を知っているから、ああなんか…お金持ち…みたいなイメージでてくるけども(笑)」 昴「(笑)」 ツ「それはわからないじゃん、英語圏の人にはさ」 昴「そうだね」 ツ「で、凸凹とかはね、なんかワンチャン伝わるんじゃねえかなって思う」 昴「ああね、確かに」 ツ「まあ峠とかはわかんなくなっちゃうけどね」 昴「うん…確かに、あ、そうだね、峠とかは意味から作られた漢字だろうしね」 ツ「うん、そう」 昴「そういう、それこそ、派生してったものの中の一つというか。」 ツ「うん」 昴「で上と下なんかもあれ、あれも完全に意味から作られてるよね。凸凹と同じでね。」 ツ「うん」 昴「右左はよくわかんないけど。なんでエ(え)と口(くち)にしたんだろうね。」 ツ「あ、うん?右左?」 昴「うん」 ツ「はいはいはい」 ツ「エ(え)と口(くち)www」 昴「(笑)」 ツ「(笑)」 昴「エ(え)とロ(ろ)か、言うなら。なんか私統一感ないね。」 ツ「あーそかそか、えー、そうだねえ。…は!!!」 昴「…なに?」 ツ「すごいこと思いついちゃった今!!」 昴「なになになに?」 ツ「あはははは(笑)いやーおもしれえな漢字って!え、偶然なのかな?(がさごそ)あったあった(ノート発掘)」 昴「?」 ツ「私ね、尋ねるって漢字がなかなか昔覚えられなくて。」 昴「うん」 ツ「よえろすん(ヨエロ寸)って覚えてたの」 昴「うん」 ツ「えっと、…ん?ちょっと待って(書けない)」 昴「右に口」 ツ「こっちか」 昴「うん」 ツ「で寸じゃん」 昴「うん」 ツ「これすごくない!?エが左にあってロが右にあるんだよ!」 昴「あーほんとだ!あじゃあ、意味があったのかな」 ツ「あるんじゃない?」 昴「面白いね」 ツ「面白いっしょ!?」 昴「うん」 ツ「今ね、あ、エとロかあって言ったから思い出したの」 昴「(笑)」 ツ「(笑)」 昴「えーでもそう考えたら、ありえそうだよね」 ツ「なんかあるんじゃないかなあ」 昴「なんかありそうだね」 ツ「例えばよ」 昴「うん」 ツ「この漢字を作った人の左隣には、大工さんが住んでて、とか。」 昴「うん」 ツ「大工の工ってこれじゃん」 昴「でも漢字とカタカナってどっちが先にあったんだろうね。多分、結局漢字の方が歴史は古いじゃん、中国からの輸入品だから。」 ツ「えっと、いつ、海外の人が日本にやってきて、それを日本人に分かるように訳したのかだなそれは。カタカナはもともと、英語分かりやするために作られたって聞いてる私は。」 昴「そうなの?」 ツ「そうそうそう」 昴「なんか戦時中の人たちってカタカナが多いイメージだけど」 ツ「あん」 昴「でもあの頃ってさ、完全にさ、外国のものなんてって文化じゃん。」 ツ「そうね」 昴「ジャズ聴くやつなんて、とかさ」 ツ「うん」 昴「でもカタカナは使ってるわけじゃん」 ツ「うん」 昴「そう考えたらなんかちょっと矛盾してるよね」 ツ「たしか、第一次世界大戦のときはもう野球がこっちに来てて、で、アウトとか言えなかったって話じゃん」 昴「へえ」 ツ「ってことはアウトって言葉は知ってたってことだから」 昴「じゃあもうそのころにカタカナは」 ツ「はあった」 昴「根付いちゃって」 ツ「うん」 昴「カタカナだけ残っちゃったとかなのかな」 ツ「うん。で、さっき何て言ったんだっけ、漢字とカタカナどっちが先なんだろう?」 昴「うん」 ツ「漢字だろうね」 昴「作りは絶対漢字なのはわかるじゃん」 ツ「うん」 昴「でも、その中国から日本に、いつその漢字が入ってきたのかっていうのがわかんないなっていう。私は、カタカナがどういう風に生まれたとか知らないから」 ツ「うーん、そうだねえ」 昴「もともと日本にカタカナが存在していたあとに、漢字が入ってきたっていうのもありえるのかなって思ったのね」 ツ「ああ。…漢字っていつから…ちょっと、教科書思い出してよ」 昴「え、そんなんやったっけ」 ツ「あちゃうちゃうちゃうそういうことじゃなくて、漢字の、うーんと、書物があるわけじゃん絶対。」 昴「ああ」 ツ「一番最初に入ってきた漢字の書物は、いつのタイミングで教科書に載ってきたかなあっていう」 昴「んん」 ツ「もう最初っからあったような気がしてさ」 昴「んーだって、空手が入ってきたのも多分同じ頃だろうと思うし、そんなこと言ったら遡れないんじゃないかって思っちゃう」 ツ「言ったら弥生くらいからあったわけでしょ」 昴「うーんたぶん?」 ツ「じゃあ、私は、こういうとき考えるの嫌になる方だから、たぶんビッグバンと同時にできたんだろうなとかって考えるわ(笑)」 昴「あははは(笑)」 昴「私は多分、とりあえず、猿と人の境目じゃね?って思ってる」 ツ「言語が…言語というものが成り立つと同時に出来たみたいなかんじ?話し言葉が分かるようになってきて…」 昴「だし、結局、脳の作り的に、一番人間が脳って発達してるわけじゃん」 ツ「うん」 昴「で、猿は、わりと頭のいい方な動物とされてるわけでしょ」 ツ「うん」 昴「でも言葉はまだ話せなかった時代があったわけで」 ツ「うん」 昴「で、言葉が話せるようになったってのは結局、大脳新皮質って部分が発達したからだから」 ツ「うん」 昴「その状態に…人間が進化した状態になったら、生まれるものだと思うの」 ツ「うん」 昴「だから、猿と人の境目かなって思ってる」 ツ「なるほどね。だいぶ前だね。」 昴「うーん」 ツ「漢字ってわりと新しいのかと思ってたけど勝手に。そうでもねえかな」 昴「まあ日本からしたら新しいよね、輸入品だから」 ツ「うん」 昴「面白いね」 ツ「その左と右については研究する価値があると思う」 昴「あはは(笑)でもさ、うちら全くの無知じゃん?」 ツ「うん」 昴「こんなさ、日本語の勉強なんてしてないじゃん?」 ツ「うん」 昴「もしさ、そういう専門の言語の人の常識だったらさ、すげえ恥ずかしくない?こんだけ盛り上がっててさ(笑)」 ツ「いやでも、いいことじゃない?私は嬉しいけどね。今日1テンション上がったもんさっき。」 昴「そんなん常識だよとか鼻で笑われたらどうしようとか思っちゃう(笑)」 ツ「常識ではないでしょ(笑)」 昴「(笑)」 ツ「これはね、ネタに出来る雑学だよ」 昴「でもなんか、自分らで発見したっていうのは重大なポイントだと思う」 ツ「うん」 昴「うん」 ツ「これはあのー、探求心をくすぐられる…あれだ、やる気スイッチだ!」 昴「(笑)」 ツ「やるき~スイッチきみのはどこに~あるんだろ~♪された」 昴「何年前だろうねあれもね(笑)」 ツ「うっそそんな前じゃないよ!」 昴「だいぶ前だよ」 ツ「5年くらい?」 昴「もっと経ってると思う(笑)」 ツ「うっそ」 昴「(笑)」 ツ「なに言おうとしたんだっけ私…あ、でもその、言葉がいつ入ってきたかとか。英語がいつ出来て、ロシア語がいつ出来て…とかって、うちらが多分、無宗教だからわかんないのかなって思った。キリスト教だったらさ、バベルの塔がとってなるでしょ。」 昴「うーん…無宗教だけど、変に仏教は根付いてるよね」 ツ「うん。でも仏教の中でさ、言葉に関するもの無くない?知らないだけ?」 昴「まあ生まれとかはやらないよね。キリスト教みたいに聖書読んだりとか」 ツ「うん。ね。」 昴「ただ、触れてはいるよね、あのー、お葬式の時になんか読まされたりとか、お坊さんが変なもん唱えてんの聞くのもそうだし」 ツ「うん」 昴「無意識に聞かされてるわけだし」 ツ「うん」 昴「お坊さん何言ってんだろうね、あれ」 ツ「あれもいろいろあるじゃんだって、仏教の中にもさ」 昴「仏教の種類によっても、あの言葉とか」 ツ「違うんだよ。般若信教、実家は、うち曹洞宗ってやつなんだけど。宗派があるんだよね、仏教の中にも。であとはー、一番有名なところで言うと創価学会とかってあるでしょ?」 昴「創価って仏教なの?」 ツ「あれも、仏教というか宗教のいっこなのか?違うの?」 昴「いや宗教は宗教だけど、仏教ではないと思う…しかもあれを私は完全に宗教だと思っているけど、本人たちに宗教だって言ったら怒られそうなイメージがある…」 ツ「ちょっと調べてみる、創価学会…」 昴「結構ね、私の地元多いんだよ創価学会の人…」 ツ「…あ、仏教だって!法華経…系だって。」 昴「あ、仏教なんだ。あー」 ツ「法華経知ってるよね、なんかこれやったよね」 昴「あー…あんま覚えてねえけどな…」 ツ「仏教もすごい派生してるからさ」 昴「うん」 ツ「なんとも…触れてない部分が多すぎるな、日本人なのに」 昴「てか日本は日本の文化を大事にしない文化が成り立ちすぎてるんだよね」 ツ「うーん」 昴「それこそ、だって、音楽もそうだしね」 ツ「そうだね」 昴「だってヨナ抜き音階とかさ、V系の人たちはよくやるけどさ、そういう…アニメとかそういう、ちょっと、何?中二病っぽい?曲作りたいなってときに使われるようなものの典型になっちゃったじゃん」 ツ「うーん」 昴「それって文化…なんか文化が好きなんは好きなんだろうけど…なんかちょっと違うじゃん」 ツ「うーん」 昴「そういうのもなんか虚しいなあって。音楽に関してはなんか、音楽教育の歴史があるから、その辺考えたら仕方なかったのかなと思うけど」 ツ「うん」 昴「でもなんか、他のところの文化に関してもね。適当だからね。」 ツ「うん」 昴「それも無宗教が故なのかね」 ツ「うーん」 昴「でもさ、宗教ってさ、生きがいみたいになってる人多いじゃん?」 ツ「そうだね」 昴「なんかそういう、信じるものがあるから踏ん張れるところって結構誰でもあると思うし、日本人は、そこを神にすがらないってところは強みだよね」 ツ「自分でなんとかしようとするみたいに?」 昴「自分でもそうだし、自分の近くにいる誰かに助けを求めて、だから、繋がりが結構大事だったりするというか」 ツ「そうだねでもやっぱなんとなくさ、すごいピンチになったときにはああ神様~みたいになったりするじゃん」 昴「でも多分その感覚も、本当に宗教を心から信じている人とは多分また違うんだろうなって」 ツ「ああ~うん」 昴「なんかそこで、本気で信じているから救われると思うし。心が。」 ツ「ああ」 昴「で、逆に日本人は、そこまで信じてない人が多いからこそ、鬱になる人多いんじゃない?って思うし」 ツ「うーん」 昴「でも、なんか、ある意味団結力はあるじゃん」 ツ「うん」 昴「でもそれは、そういう文化だったからなのかなとも思ったりね」 ツ「うん」 ツ「海外で無宗教ってありえないのかな」 昴「ありえないことはないと思うよ」 ツ「いるっちゃいるのかな」 昴「うん…でも…マドンナとかどうなんだろうね」 ツ「マドンナ?」 昴「何教とか知らないけど、本気でクリスチャンだーとかあったらさ…PVとか…すごいじゃん」 ツ「あーそういうこと」 昴「で、あーゆうのが嫌いな人は本当に嫌いだからマドンナ嫌いな人も多いわけじゃん」 ツ「うーん」 昴「でもマドンナが好きな、そういうPVがかっこいいって、そういう破壊的な行為がかっこいいって思える人って、宗教心が強くないから思えるのかなとも思ったりもして」 ツ「うん」 昴「うーん、わかんないけどね。」 ツ「まあ二通りいるんじゃない?マドンナ大好きで、宗教も一緒だけど、でもマドンナ自信が好きだからっていう人と、あと…もういっこは何だ?」 昴「あれはあれで作品として捉えてる的な?」 ツ「うーん、こっちでいう表現の自由みたいな」 昴「うん」 ツ「宗教とは切り離して考える人も」 昴「うん」 ツ「二通りいるんじゃないかな」 昴「冗談でも許せないことって日本でもやっぱりあると思うけど」 ツ「うん」 昴「それに値するくらいのギリギリのことをマドンナはやっているなとは思っている」 ツ「うん」 昴「あとなんかね、クリスマスにツイッターで伸びてたやつでびっくりしたのが、カレンダーのクリスマスの日付のところに、カッターとかハサミとかナイフとかで串刺しにしてる写真を挙げて、で、みんな安心しろ、俺がクリスマスを抹消しといた。ってやつがすっげえ伸びてたの。」 ツ「うん」 昴「だから、あの、なに。それって日本で通じるギャグというか。」 ツ「うん」 昴「リア充爆発しろとかよく言ってるけど、それ…別にクリスマスって恋人と過ごすみたいな変な文化があるのも日本くらいだし」 ツ「うん」 昴「で、だからこそ、そういう皮肉を込めた、面白可笑しくやったつもりの写真が、賛否両論みたいな」 ツ「うん」 昴「だから、許せない人は本当に許せないよね。」 ツ「うん」 昴「なんて日になんて事してんだお前は、みたいになっちゃうじゃん」 ツ「うん」 昴「だから、うーん、あれもギリギリというか、でもまあギリギリはギリギリなのかな、日本ではウケてる人もいたたしね」 ツ「その日本以外に情報がいくってことを深く考えてなかったんでしょ」 昴「でも日本でもクリスチャンはいるわけだし…」 ツ「うん…そこまで考えが及ばずに…(笑)」 昴「そうそう(笑)それもわかるんだけど(笑)無知もあったりね、でもマドンナは無知でやらないでしょ、さすがに」 ツ「うん」 昴「普通にだって、商品化っていうか、その、仕事としてやってるんだからさ。馬鹿でやってらんないじゃん。」 ツ「うん」 昴「でもギリギリのラインを攻めてるじゃん。だからこそギリギリのラインで済んでるんだろうし」 ツ「うん…やりたいことやってんじゃないかなって思うけどね私は。単純にね。」 昴「うーん」 昴「なんか…なんの話だっけ」 ツ「…言葉?」 昴「言葉というより文字だったよね最初」 ツ「最初はね」 昴「でもやっぱり文字が生まれたら言葉も生まれるよね」 ツ「うーん」 昴「だって意味のないものって生まないじゃん人間。結局、文字ももともとは絵と同じようなものだったじゃん。そこからいろんな意味を持っていったし、絵も絵で、単なる絵でも、意味があるから人は惹かれるわけじゃん。って思ったら面白いよね。」 ツ「言葉作りたいね」 昴「うーん…言葉…」 ツ「すば語」 昴「でもそれは日本語のベースに乗っ取って作ることになっちゃうじゃん」 ツ「うん」 昴「本当に作るってなったらもうそれこそ文字から作ったほうがさ」 ツ「うん」 昴「どこにも属さないというか。でも結局アジア圏にいるから、アジア圏の文法とかに乗っ取っちゃうところはあると思うけど」 ツ「うん」 昴「でもそれでもまだ、独自の言葉になる…可能性はあるよね」 ツ「うん」 昴「一時期私、アルベド語にすごいハマってた時期があって」(ファイナルファンタジーXで出てくる言葉) ツ「アルベド?」 昴「アルベド。あのー小学生の頃なんだけど、お兄ちゃんとしばらくアルベド語で喋ろうつって、必死に覚えたの。すげえくだらない時間だったんだよな今思うと(笑)」 ツ「(笑)」 昴「あれも結局だって、ひらがなを当てはめ変えただけだから。結局50音順があって、で、順番変えただけのものじゃん」 ツ「うん」 昴「だから、違う、本当オリジナルの物を思えた気になってあのときは満足していたけど、なんか…結局意味なくね?っていう(笑)」 ツ「(笑)」 昴「別にそれもなんか…変な…その…コアなファンになっただけだった(笑)」 ツ「うん(笑)」 昴「なんか特別感が欲しかっただけな気がするんだけどね、あのときは。みんなの知らない言葉が言える!みたいな」 ツ「うん」 昴「でも所詮ゲームの言葉だしね」 ツ「まあね」 ツ「…何分話してるの?(笑)」 昴「え、これ40分?」 ツ「40分だね」 昴「そんな話したの?」 ツ「まあ話したんじゃない?(笑)」 昴「まじかやばいな…なんかまとめよ?」 ツ「まとめて」 昴「もともとなんだっけ」 ツ「表音文字と表意文字」 昴「そっか…。表音文字と表意文字が…混合してる日本語って難しいね!」 ツ「(鼻で笑う)」 昴「うん…」 ツ「うん…そうだね…」 昴「飽きれないでよう」 ツ「表意文字と表音文字使った歌詞できたら面白いね」 昴「歌詞?」 ツ「それを意識して作った歌があったら面白いね」 昴「…似たのは多くない?」 ツ「似たの?」 昴「うん、似たような。耳で聞いたらこう聞こえるけど歌詞見たら実は全く違うこと言ってましたみたいなやつ」 ツ「あー、そういうこと?もう少し違う視点から作れるでしょ。考えこめば。」 昴「じゃあなんか書いてよ歌詞」 ツ「なんで人に押し付けんだよ一緒に書こうよ」 昴「はい、お疲れさまでした(笑)」


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