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第八回~冬を虐める~

  • 2017年1月30日
  • 読了時間: 7分

第八回ないとあならいず

~冬を虐める~

ツ「何について喋ろうかなぁ・・・うーん・・・」 昴「冬?」 ツ「冬?(笑)」 昴「だめ?(笑)」 ツ「でかすぎる(笑)」 昴「寒いなぁと思って」 ツ「もうちょっと絞ってください」 昴「じゃあ・・・寒さ」 ツ「寒さ!?でかいんだよなぁ(笑)」 昴「ははは(笑)いやね、うちの父親が最近体調崩しててさ」 ツ「うん、そうなんだ」 昴「そうそう、ていうのも、なんか、沖縄にいるじゃん?」 ツ「うん」 昴「あのー、沖縄って冬が冬じゃないっていうかさ」 ツ「うん、あったかいもんね」 昴「あったかいから、そうそう、冬がないようなもんでさ」 ツ「うん」 昴「だから、それで体調がおかしくなってるみたいなんだよね」 ツ「あら」 昴「寒さがないから」 ツ「へえー」 昴「なんか、そうそう、だから、やっぱ自分が育った地域の気候じゃないと体調崩しちゃうみたいな」 ツ「うん」 昴「だから寒さも要らないようで要るんだなぁって」 ツ「そうなんだ」 昴「そう、最近思ったからなんかちょっと、寒さって大事なのかもな、みたいな」 ツ「え~でもそれはあれじゃない?もともと住んでなかったからでしょ、沖縄にね」 昴「うん、そうそう」 ツ「沖縄の人たちはひょうひょうとしてるわけでしょ」 昴「逆にだから沖縄の人たちがさ」 ツ「こっちに住んだらダメになるとかね」 昴「うん、耐えらんないんじゃないかね」 ツ「そうだね」 ツ「そっか、じゃあ私も体調崩すのかな」 昴「まあ」 ツ「冬なんて無ければいいと思ってる、夏も要らない」 昴「(笑)」 ツ「暑いの嫌だし」 昴「だからたぶんあれだよね、一年とかじゃわからないかもしれないけど」 ツ「うん」 昴「何年かの単位で全く気候が違う地域に住んだら、なかなか、まあ、大丈夫な人も居そうな気がするけどね」 ツ「うん」 昴「あと桜も、寒くならないと咲かないらしいじゃん?」 ツ「あー」 昴「なんか」 ツ「植物はなんとなくわかるけど」 昴「うん」 ツ「その気候に合った植物だもんね、ヤシの木とかこっちで育たないからね」 昴「うん、なんか、桜は一回寒くなってから、暖かくなるっていう過程を経ないと咲かないみたいな」 ツ「なるほどね、そうなんだ、いいこと聞いたわ」 昴「だから、いつだったか、冬がそんなに寒くなかった年が桜なかなか咲かないねって誰か話してたんだよね」 ツ「あー、あんまり寒くなんないと、開花が遅れる?」 昴「遅れるんだか咲かないんだか」 ツ「咲かないのか、開花率が低いってことね」 昴「まだ春きてないぞ、みたいなってか」 ツ「へえ~」 昴「冬が来てないぞ、みたいな感じなのかな」 ツ「勘違いしちゃうのね」 昴「そうそう」 ツ「桜がね」 昴「おやすみ~みたいな」 ツ「はは(笑)可愛いね」 昴「とか言って調べて全然違ったら恥ずかしいけどね(笑)」 ツ「(笑)いや、それはそれで、違うとしてもロマンがあっていい話だと思う(笑)」 昴「(笑)」 ツ「あとは?」 昴「寒さ?」 ツ「うん」 昴「ツキは?」 ツ「いや、私は寒さ嫌いだから、無くなればいいと思う(笑)」 昴「(笑」」 ツ「とくに語ることは無いんだよね(笑)必要と思わないもん、だって、冬、要る?」 昴「でもさ、え、だって、夏も要らないんでしょ?」 ツ「うん」 昴「秋と春が好きなの?」 ツ「うん、ちょうどいいからね、気候が」 昴「でもさ、逆にさ、秋と春しかなかったらつまんなくない?」 ツ「いや、そこにつまらなさとか、面白さを求めてない」 昴「秋と春なければいいわとか次なるんじゃない?(笑)」 ツ「なるかなぁ、いや~過ごしやすくていいと思うよ~」 昴「なんか、あれじゃん、なんだかんださ、秋と春しかなかったらなかったで、別のものを嫌がりそう」 ツ「まぁまぁそれはそうだね、人間はそういうものだよね(笑)」 昴「うん(笑)」 昴「全然関係ない話していい?」 ツ「なに」 昴「こないださ、テレビでさ、いじめ撲滅キャンペーンじゃないけど、いじめをなくそうっていう活動の特集をしてたんだよ」 ツ「はいはい」 昴「そう、それでさ、必死にね、生徒とかが、なんか、いじめについて、いじめはやっぱり悪いとか、いじめることによって起こることをちゃんと考えて、いじめをやめてこうみたいな」 ツ「うん」 昴「なんかさ、それはとても正しいことだと思うんだけどさ。なんか、なんかね、変に思ったのが、平和って言葉はさ、本当に平和だったら生まれない言葉じゃん」 ツ「うん」 昴「それと同じで、いじめも、いじめっていうものを知らなければいじめは起こらないんじゃないかなみたいな(笑)」 ツ「うん」 昴「と思ったのね、ふいに。だから、まぁ、ひとつの意見だけど、なんか、あえていじめをやめよう、いじめをやめようって強調して、いじめいじめって主張するよりも、主張するよりもっていうのもなんか違うんだけど、」 ツ「うん」 昴「あんまり主張しすぎても、あんまり、それはそれで逆効果になりうることもあるんじゃないかなって」 ツ「そうだね」 昴「っていうので、このあいだテレビ見てて、それもどうなんだろうなぁって思った」 ツ「うーん、なんか、なくならないんだろうね、人間、他人同士が過ごすっていうのって」 昴「うーん」 ツ「なくなると思う?だって、違う人同士が同じ空間で過ごすってなったら絶対違う意見は生まれるから、なんか、たぶんみんなに反感くらうだろうけど、この意見は、なくなんないんだろうなぁって思う」 昴「うん」 ツ「でも、弱くすることはできると思うんだよね、あのー、そうやっていじめが起こって人が死んじゃったりとかするわけじゃん」 昴「うん」 ツ「そうじゃなくて、あのー、死にまで追い詰めるようなのが…日本語が難しいな、なんかこう、会議しよってなるのはまぁいいじゃん、社会的に」 昴「うん」 ツ「あなたとあなたの意見は合わないから、じゃあすり合わせるために会議しよってなるのは、社会的にいいけど、それが、みんながみんなその人を嫌いになるからいじめって出来るわけでしょ、それでその人追い詰められて死んじゃったりするわけでしょ」 昴「思うのはさ、いじめと自殺は、ひとつなぎじゃないっていうかさ」 ツ「うん」 昴「ただのきっかけであってさ、きっかけであって原因ではないというかさ、結局、いじめが起こりました、辛くなりました、だから死にます、って、なんだろ、三角形な気がするんだよね」 ツ「うん」 昴「繋がってはいるけど、まっすぐじゃないっていうか」 ツ「いろんなものが、そこに加わって自殺になっちゃってるってこと?」 昴「いや、結局、死にたいと思ったのは辛いからなわけじゃん」 ツ「うん」 昴「辛い、の、環境要因はあるかもしれないけど、その前に精神的に追い詰められてるから死にたくなっちゃうわけじゃん」 ツ「うん」 昴「だからその精神状態を治さないかぎり、いじめがなくなったところでどうにもならないじゃん」 ツ「うん」 昴「だから結局、いじめを、はいなくなりました、じゃあその子はすぐ元通りになるか、そんなことはないじゃん」 ツ「うん」 昴「トラウマも残るわけだし、だからなんとも言えないっていうか、だから、いじめが一概に悪いわけじゃない、ん?わけじゃないわけじゃないや、いじめだけを、責めすぎるっていうか、いじめという言葉を責めすぎているというか」 ツ「うん、わかる」 昴「うん、なんか、そのー、まぁその子が、自殺しちゃうようなことは確かに大変かもしれないけど、そのフォローをすることは、いじめ撲滅だけじゃないっていうか、そっちに力を入れすぎていて、その子に対する直接的なフォローが大事なんじゃないかなっていう」 ツ「大事なことはいじめ自体をなくすことじゃなくて、いじめが起きてしまったあとのフォローってこと?」 昴「そうそうそう」 ツ「そうだね」 昴「うん」 ツ「うーん、そうそ、だから、あのー、さっきちょっとなんか上手く言えなかったのは、いじめが起きてます、じゃそこで何をするかっていう、そのー、死にまで追い詰めちゃうのか、話し合いという場を設けられるのかじゃない、周りが」 昴「うん」 ツ「もう10分超えちゃった」 昴「うそ、そんなに喋った?」 ツ「うん、4分くらいはいじめの話」 昴「今回なんの話だった?(笑)」 ツ「冬」 昴「冬…いじめは?」 ツ「まぁ冬っていうのはさ、ほかの季節より、より人の温かさが分かるっていう季節だからね」 昴「あぁ、そうだね」 ツ「結果、大事なんだよ、冬も」 昴「ほんまかいな(笑)」


 
 
 

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